イスラエルについた翌日は長旅の疲れもあり、ゆっくり友達のお家の周りを散歩したり近くのビニールハウスに行き友達は「友達のビニールハウスだからいつでも来てもぎ取ってもいいんだ」といって勝手に進入して赤ピーマンなどを取ってきた。久しぶりにやさいのおいしさを味わえる野菜を食べた気がした。
なぜ砂漠の町にビニールハウス?と思う方もいるかもしれません。死海は海面下398mと世界で最も低地にある塩水湖。ヘブライ語では「ヤム・ハ・メラフ(=塩の海)」、聖書では「あらばの海」などとも呼ばれているが、「死海」という名は濃い塩分のため魚などがすめないところに由来するらしい。そして死海の塩分濃度が高いのは、ヨルダン川から流入する水の出口がなく、死海でたまった水が強烈な太陽光線でどんどん蒸発してしまい水中の塩分が濃縮されてしまう・・・死海の周りにはマグネシウムの工場(The Dead Sea Works)が建ったりこの水を利用している。そしてこの水を何らかの形で植物に与えられるようにしてまた土の改良等行い、この砂漠の街でビニール栽培をして赤ピーマン、ナスなどを栽培しているわけなんだそうだ・・・ここで取れた野菜は空輸して翌日にはイタリアなどの市場にあるらしい・・・
友達がIndyにいたころ「実家のある町にはタイ人がいっぱいいるんだよ」といっていたのを思い出した。何でタイ人??となぞだったが、この死海の水を利用したビニールハウスで畑を耕しているらしい。何でもタイの貧しい村からみんなやってきて出稼ぎにイスラエルまで来ているということだそうだ。エルサレムやTel Avivなどの都会に行くと他のアジア各国からの不法労働者などもいるらしく(日本人もいるかもしれませんね)、警察があらゆるアジア人をチェックしているという話はどこかのほむぺで読んだことがあった。
死海から30分のところに住んでいるから死海でちょっとぷかぷかしてくるか~という感じで気軽に死海へ行ってきました。本当に浮きます(笑)恐る恐る死海へ入ってとりあえず泳ぐ感じで地から足を離し裏返って体育すわりなんかしてみたり・・・不思議な感覚です。夕方だったのでそろそろ寒くなってきたという時間に入ったので死海から出た後かなり寒かったですが、死海の水温はそこまで寒くなかったかな・・・20分以上は入らないでくださいと書かれていましたが、本当に15分ぐらいたって皮膚が痛くなってきていました。死海の水もちょっと舐めてみましたがしょっぱいを通り越して苦かった・・・でもおかげで肌はつるつるに。我慢して20分入ったかいがあったのかしら・・・